投稿者:10代男性
彼女に出会ったのは、中学校の入学式の事でした。
その中学校は、3つの小学校からそれぞれ入学してくる学区でした。
中でも私は、割合が少ない地区でしたので、周りに知らない人ばかりで緊張していました。
そこにあらわれたのが彼女でした。
彼女の持つスタイルの良さと整った顔立ち、人を惹きつける笑顔は、まるでディズニーのプリンセスの様で、周りの人まで明るくさせる陽気さに私は眩しさとともになんだこいつはと驚きと嫌悪感すら感じさせるほどでした。
その驚きが中学校3年間悩み続ける原因となるなんてその時は思ってもいませんでした。
そんなお姫様のような彼女は誰からも愛されていましたが、一方の私はあまり人付き合いもうまくなく日陰者のような感じでした。
ある日、友達伝いでお姫様から連絡先を教えて欲しいといわれ、携帯電話の上でだけは親密になっていきました。
両想いだとわかったのはその後すぐだったのですが、私にはたったひと言「好きです」という言葉が言えなくて、その3年間の恋は卒業式とともに終わってしまいました。
高校が別々だったので次第に自然消滅のような感じで離れ離れになっていってしまいました。
最後に見かけたのは街中で人を待つ気品溢れた彼女の姿でした。
結局誰を待っていたのか話もできずにそれ以来会っていません。
中学生のころって対面だと周りの目があったりしてうまくいかないことってありますよね。
携帯電話で親密になっていくって二人だけの秘密のようでドキドキしますよね。
携帯電話で親密になっていくって二人だけの秘密のようでドキドキしますよね。
高校に進学したことで接点もなくなってしまったとのことですが、同窓会で思わぬ再開なんてこともあるかも?
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