投稿者:40代男性
中学・高校と学生時代にソフトテニスをしていました。
当時は、ソフトテニスというカタカナでかっこ良く呼ばれてはおらず、軟式庭球と呼ばれていました。
中学校では、女子との交流はほとんどありませんでした。
高校での部活は、女子ソフトテニス部が隣のコートで練習していることが多く、自然と男テニと女テニが仲良く交流することも多くなっていきました。
そんな男女の交流のなかで、少し意識してしまう女の子がひとりいました。
ソフトテニス自体は、そこまで上手ではありませんでしたが、まわりに気遣いできる、やさしい女の子でした。
暑い練習日には日向夏スライスの差し入れをしてくれたり、バレンタインデーには、女子男子分け隔てなくみんなにチョコレートを配ってくれたり、そんな人生何周目?と思えるようなできた女の子でした。
会話も愉快で、まわりの雰囲気がやわらぐ、そんな空間を作ってしまうような女性でした。
ある日のこと、調理実習で作ったらしいお好み焼きをわざわざ自分の所に持ってきてくれて、「良かったら、食べて!」と言われた時は、正直胸がキュンとなりました。
高校卒業時に、今、告白しなかったら、一生後悔しそうだったので、ダメ元で卒業式の日に好きなことを告げました。
告白の結果、お友達から始めましょうで、大学時代に遠距離恋愛でしばらく付き合っていました。
お互いに遠距離ですれ違いも多くて、別れてしまいました。
でも、あの頃の思い出は貴重な青春の1ページとして、日向夏の甘酸っぱさとともに自分の心に刻まれています。
コメント